自宅で介護をする場合には、従来の設備のままでは何かと不都合が生じる。介護に向けてどのような対策をしているのだろうか。
自宅をバリアフリーにすることは、「すでに実施済み」「具体的に検討している」「予定はないが、検討したい」をあわせて全体の65.2%が実施したいとしており、その対象は「トイレ」「お風呂」の「段差の解消」「手すりの設置」が多かった。また、実施のタイミングは、「自分・配偶者に介護が必要になったとき」39.6%に続き、「新たに住宅を建築(取得)するとき」20.1%、「住宅の改修のとき」18.1%となり、あらかじめ対策をする層が約4割いることがわかる。一方で、バリアフリーにしないと回答した人は全体の22.3%おり、その理由として「今は必要と感じないから」「費用がかかるから」が上位にあげられている。
介護をする側、される側の負担を軽減させるため、今後、外部の施設を積極的に利用する傾向が高まっていくことが予測される。その一方で、介護が必要になってもできれば自宅で過ごしたい、という切なる思いがうかがえる。
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