ティーカップ・コミュニケーションは9月6日、仮想世界「Second Life」内での土地の造成から販売、課金までを全自動化する技術を開発し、同技術を利用した土地の区画販売を開始した。
同技術は、Excelなどで作成した土地区画計画に従った土地の造成や設備の設置を全自動化することができる3Dミドルウェア技術。
人手を介さないため、正確で美しい土地形成を1島あたり数分で行うことができ、個別のカスタム変更でもExcel上で平面図を修正するだけで完了するため、企業の要望に応じた多彩な土地パターンを容易かつ安価に作成することができるという。
ティーカップでは、今回の区画販売開始に際し、Second Life内に700島分の連続領域を確保。第1弾として、同社がSecond Life内で運営するバーチャルアイランド「Japan Resort」の姉妹アイランド「Japan Sea Side」など6島、約120区画を販売する。
利用料金は、通常の土地区画512平方メートルおよび同面積のスカイタウン付属で1600円(月額維持費750円)から。最多価格帯は、4096平方メートルで1万2400円(月額維持費3300円)となっている。
購入した土地は、Second Life内の商用および個人居住用に利用できる。また、参入企業向けに、集客および露出効果の高い地域を確保して月額5万円より提供するとしている。
なお、土地購入者の契約先は、Second Lifeを運営しているリンデンラボではなく、日本の企業であるティーカップとなるため、Second Life無料アカウントがそのまま利用でき、クレジットカード、コンビニ、郵便局、銀行振込により、国内で支払いができる。
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