シャープ、廃プラスチック部材を新製品に利用できる新リサイクル技術を開発

 シャープは8月29日、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機の家電4品目から回 収した、従来は廃棄処理していたプラスチック部材から、高純度のポリプロピ レン(PP)を分離回収し、高品位の再生プラスチックにリサイクルする技術を 業界で初めて開発したと発表した。

 同社は01年度に、家電4品目から回収した単一素材の廃プラスチック部材(PPまたはポリスチレン)を家電新製品の部材として繰り返し再利用する「自己 循環型マテリアルリサイクル」の技術を開発・実用化し、新品プラスチックの 使用量の削減に取り組んで来たが、金属部品や異なった材質の樹脂が付着した 状態のプラスチック部材は廃棄処理せざるを得なく、廃プラスチックの回収量 と再生プラスチックの用途拡大が課題となっていた。

 今回、この廃プラスチック部材の再生のために、家電リサイクル会社の関西 リサイクルシステムズに「高効率金属除去ライン」を設置するとともに、「高 純度PP分離回収技術」を新たに開発。さらに、ここで分離回収したPPを宇部興 産(村浩章長田)の独自技術で着色し、異物を見えにくくすることで、家電新 製品の外装部材への再利用が可能となり、自己循環型マテリアルリサイクルを 実現した。

 シャープは、この技術をまず、07年9月に発売する冷蔵庫「SJ-HD50P」「SJ-HD46P」の外装部材に採用し、08年度には06年度比1.6倍となる再生プラスチッ ク全体の新製品への使用量1000トンを目指す。

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