最高情報責任者(CIO)は、結果を出すまでにかなり長い期間を要する複雑な技術プロジェクトを担当しているにもかかわらず、その職を務めるのはわずか3年間程度だという。
EDSが実施した調査によると、英国の技術責任者らの平均在職期間は38カ月であるという。一方で、米国のCIOの在職期間はわずか2年程度だとEDSは述べる。
これだけ短期間で最高技術幹部が交代するのであれば、ITプロジェクトはIT責任者が就任してから100日以内に実施する必要があると同社は述べている。
FTSE(ロンドン株価指数)350の企業のCIOを対象とした同調査からは、大多数(50人中41人)が技術的なバックグラウンドを持ち、ほとんど(50人中38人)が企業外から起用されているということもわかった。
CIOらの前職での役職としては、シニアIT職、管理職、管理コンサルタント、エンジニアリングや財務関連の役職などが一般的だった。
EDSは、CIOらが、予算の80%が既存システムの存続のために消えていくという「バリュートラップ」にもとらわれていると警告している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」