米国時間8月24日午後は、Amazon株が約78ドル、eBay株が約34ドルで取引されていた。Amazonの株価は3月以来50%、eBayは13%それぞれ増加している。ウォールストリートでは、eBayにおける購入機能の使い勝手は中途半端との見方が固まっており、CEOのMeg Whitman氏にも、「ビジネスの主な収入源に修正が必要」とのメッセージが明確に伝わっている。
eBayのホームページが最近整理されて新しくなり、複数の商品に同時に入札できるサービスも用意されたのはこのような理由からだ。もう1つ、ほかのウェブサイトにログインしながらeBayのオークションをトラッキングできる機能もある。
一方、eBayのエンジニアは相変わらず改良作業を進めている。同社は密かに、新製品ページ、検索機能、そしてまさしくAmazonのルック&フィールを持った製品表示をテストしてきた。
たとえばeBayは、新しく、よりスマートな検索機能の実験も行っている。「Nikon D40」という単語などをeBayの従来の検索機能に入力すると、検索結果のページには最上部に18-55mmレンズ、次に3機種のカメラ、別のレンズ、リバースレンズ、そしてカメラバッグが表示される。
しかし、先週はじめにNikon D40で検索をかけたところ、検索結果ページには同カメラの異なるモデルの2枚の写真が表示された(この検索ページはテスト中のため現在は表示されない)。これらの写真は、eBayの検索結果ページに一般的に表示されるサムネールよりはるかに大きなサイズだった。その写真の下にはカメラのレーティング、顧客によるレビューへのリンク、そして価格帯が表示されていた。
Wingo氏によると、eBayの検索は当該製品の周辺機器レベルのものまで多数取得するため、同社では検索結果を絞り込むべく取り組んでいるという。
Wingo氏によると、検索フィールドに「Nikon D40」と入力する人はカメラを探しているのであって、レンズキャップを探しているわけではないという。
Wingo氏は、「彼らは検索結果の解析を試みている。『Nike、青、サイズ10』と入力したら、検索機能は、『Nike』はブランド、『青』はカラー、『10』はサイズだと認識する。これにより、大幅に整理された検索結果が表示される」と語っている。
製品ページにも大幅な変更が施される。eBayはまもなく、顧客が製品を複数の角度から見ることのできる写真も用意する。このような機能は、現在は用意されていない。
ページのさらに下の方には、「Overview(概要)」、「Listings(出品)」、「Reviews(レビュー)」に分類されたタブが用意される。これは、ニコンを検索したときにAmazonで表示される結果と同様のものだ。1枚の大きな写真がページに表示され、その下にはさまざまな角度から見たカメラの画像がある。
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