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20代にも広がる母娘旅行市場--旅費は「全額親が負担」が4割以上

文:Work-Life調査団 構成:ソフィア2007年08月27日 08時00分
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 今回のテーマは「母娘旅行に関する調査」。

 首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)在住の20代〜30代の女性を対象に、自分の母親との関係や行動を調査することで、母娘でのお出かけ傾向および旅行傾向について探った。

 今回の調査は8月16日〜8月18日で行い、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)在住の20代〜30代女性1,000人(20歳代50.0%、30歳代50.0%)から回答を得た。

 まず、母娘旅行をしたことがあるかを尋ねたところ、母娘旅行の経験者は海外旅行で23.0%、国内旅行で52.0%となった。海外旅行では「計画したこともない」が過半数であるが、国内旅行では「10回以上」の経験者も1割おり、母娘で頻繁に旅行に行く層の存在が伺える。

 母娘旅行の経験者に、旅行の詳細について尋ねてみた。海外の旅行先としては「ヨーロッパ」(31.7%)が最も多く、「ハワイ・グアム・サイパン」(29.6%)、「中国・台湾・香港」(27.0%)がこれに続いた。プランを立てる際の重視ポイントは、「治安」(45.7%)、「料金のお得さ」(43.0%)、「宿泊施設」(37.4%)、「たくさん観光ができること」(33.5%)、「自由行動が多いこと」(33.0%)の順に多く、逆に、「添乗員がつくこと」(18.3%)、「リラックスしたり癒しが得られる」(17.0%)はあまり求められていなかった。母親には添乗員を付けなければ心配、というのは昔の話のようで、母親も娘と一緒に海外でアクティブに動き回っている姿が浮かび上がる。一方、国内旅行についても尋ねたところ、旅行先としては「関東(東京以外)」(51.4%)、「北陸・甲信越」(23.7%)、「京都」(21.7%)が人気。旅行目的としては「温泉」(67.1%)、「グルメ」(34.0%)、「歴史・文化の観光」(31.7%)、「自然観光」(29.2%)の順に多く、「美容・健康・エステ」(4.4%)は意外なことに少ない結果となった。

母娘旅行に行った回数 母娘旅行に行った回数(n=1000)

 母娘旅行の経験者に母娘で旅行にいく理由を尋ねたところ、「気楽・気兼ねがない」(66.2%)に続き、「親孝行・母親が喜ぶから」(57.6%)が上位となった。「旅行費用を出してもらえるから」(22.8%)という費用面でのメリットよりも、「気楽」という精神面でのメリットや親を喜ばせたいという気持ちが強く働いていることがわかる。

 また、父親が一緒でなかった理由を尋ねると、「予定が合わなかったから」(42.9%)が最も多かったものの、2位以下では「女同士で楽しみたかったから」(28.4%)、「母親との方が会話がはずむから」(20.6%)、「父親がいると気を遣うから」(18.8%)が続き、積極的に父親を疎外して出かける仲良し母娘の存在も伺われる結果となった。

母娘旅行をする理由 母娘旅行をする理由(n=559)

 母娘旅行の旅行費用はどちらが負担したかを尋ねたところ、「全額母親」(37.6%)が最も多く、「それぞれだが、母親が多め」(25.2%)がこれに続いた。これに「全額父親」(4.7%)を合わせると、6割以上が親の経済力に依存している結果となった。これに対して、「全額娘(自分)」は9.7%、「それぞれだが、娘が多め」は(5.9%)と、娘の経済力に依存する母娘は15.6%であった。「親孝行」しているわりには、財布は出さず親頼み、といういまどきの母娘事情が垣間見える結果となった。<

母娘旅行の費用はどちらが支払ったか(n=559) 母娘旅行の費用はどちらが支払ったか(n=559)

 旅行業界でも近年は母娘市場の重要性が指摘されるに伴って、HISの「母娘パスポート」やJR東日本の「のんびり小町」など母娘特典を打ち出した商品が登場している。ただし、母娘旅行の経験者に、母娘特典やレディースプランの利用経験を尋ねたところ、利用経験者は海外・国内ともに1割程度。母娘旅行市場は、今後ますますのサービスの拡充が期待される分野と言えるだろう。

母娘旅行のプランを立てる際に重視したポイント(n=230(海外)、520(国内)) 今後の母娘旅行の意向(n=1,000)

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