アイ・ティ・アールは8月21日、2006年度の国内BI市場動向調査結果を発表した。調査結果によると、2006年度の国内BI市場規模は出荷金額ベースで157.5億円となり、前年比10.5%増の堅調な伸びを示した。
国内BI市場では、特にテキストマイニング市場の伸びが最も大きく、前年比約24%増となる11.5億円に達した。これは、コンタクトセンターに寄せられた顧客からの要望やクレーム、ブログやSNSなどによるテキストデータの急増と、それら定性情報の分析ニーズの高まりから注目度が増したとしている。
2006年度の国内テキストマイニング市場ベンダーシェア(出荷金額ベース)は、野村総合研究所の「TRUE TELLER」が60.0%と、圧倒的なシェアを獲得した。2位には数理システムとクオリカ(ともに7.8%)が並び、4位がエス・ピー・エス・エス(5.4%)となった。上位4社で市場の約8割を占めている。
アイ・ティ・アールでは、テキストマイニング市場は2007年度も成長を維持し、前年比で13%増の13億円へと拡大すると見込んでいる。
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