最近のオーディオプレイヤーは、単に音楽が聞けるだけでなく、画像やテキストが見られるものなど多機能になってきている。U10は、さらに動画(MPEG4)やFlash Lite 1.1にも対応しているほか、FMチューナーも内蔵。ボイスレコーディング機能なども持つなど、手のひらに収まるほど小さいのに高機能なプレイヤーなのである。
高機能となると、心配になるのが操作感だ。このU10は、パッと見た感じどこにも操作ボタンがない。よーく見ると、2.2インチのカラー液晶画面のサイドに電源やボリューム調節と思われるボタンなどがいくつかある程度。メインの操作は、なんと画面を直接さわり、上下左右の4方をクリックするして行うのである。
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電源を入れると、放送終了後のテレビ画面などで見かける「カラーバー」のような起動画面が出てくる。オプションのスピーカー内蔵クレードルに入れておくと、本当にミニテレビのようである。しばらくするとメニューが起動する。メニューの選択は、画面の上下をクリックし、確定するときは画面の右をクリックする。メニューに戻るときは左をクリックすればよい。
小さいから使いにくいのではないか? とも思ったが、そんなことはない。押したときの適度なクリック感も心地よく、クリックホイールタイプのように、選びたいメニューが通り過ぎてしまうこともない。しかし、気になる人には気になる問題点がひとつある。それは、画面の汚れが目立つことだ。うっかり汚れたままクレードルに入れると、画面が斜めになることでより汚れが目立ってしまう。せっかくのカワイイクレードルもだいなしだ。気になる人は、汚れが目立たないように保護シートなどを貼っておくのがよさそうだ。
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