電池1本で約53時間再生! ユニークなデザインのアイリバーT10

iriver JAPAN
内容:アウトドア・ユースを思わせるデザインのT-10。防滴仕様ではないものの、各部の堅牢な作りとフィールドライクなデザインはアウトドアやラフなファッションによく似合う。

タウンもフィールドもリスニングエリア!

フィールド/スポーツタイプを思わせるデザインと作り

 パッケージは珍しく、三角形のものが使われている。パッケージ写真にはスケーターの写真が採用され、ターゲットにアウトドアやX-TREAM、フィールドやスポーツといったものを意識しているのが感じられる。


各部のつくりと配置

 操作に使用するボタン類は液晶横の決定、音量、送り戻り、ロックとその上部に配置された再生、リピート、録音の3つ。スライド式の操作ロックが大きく配置され、まさにロックと言わんばかりにガチッと大きくスライドする。

 携帯方法はクリップ部をベルトや鞄に直接引っ掛けて使用するか、付属のストラップを使うかのどちらかであるが、クリップにはかなり強力なバネが採用されており、激しい動きや衝突などがあっても外れて落としてしまうようなことはなさそうだ。

 電池蓋にも強力なバネが採用されており、頻繁に蓋を開け閉めしたり、壁などにぶつけてしまった衝撃で壊れることもなさそうである。USB端子はBタイプが採用されており、汎用性に優れている。USB端子の蓋はフィールドでは防塵のために必要だが、溝のところで折り曲げて蓋をあけるゴム蓋が採用されており、耐久性に不安が残る。USBを挿すには120度以上折り曲げる必要があるため、折り曲げる部分がもげてしまいそうだ。

 イヤホンは正面上部ではなく、横に配置されているので、体の左側にクリップして使用するのにはスマートで扱いやすいが、体の右側にクリップすると、イヤホン端子が後ろになってしまい、イヤホンコードの取り回しが複雑になってしまう。

 また、付属のストラップは紐の長さを自由に調整できるようになっているので、首からぶら下げて使用したり、よほどのウエストでない限りはベルト通しのないパンツやスカートでもベルトのようにウエストに巻いてプレーヤーを腰にぶら下げることができるのは非常に便利である。

操作性はどうか?

 小型のプレイヤーだが、両手で持ったときに左手がホールドしやすいように裏面に指の大きさの窪みがついている。また、片手(右手のみ)でもホールドできるようにやや折れ曲がった筐体になっており、ちょうど折れ曲がっている部分が右手の中指(手の大きさによっては薬指)にひっかかるように作られており、使い勝手を考慮した秀逸なプロダクトデザインと言える。

T-10のインターフェイス

 音楽ファイルのみを一気に再生する「MUSIC」、パソコンのエクスプローラーのように全てのファイルやフォルダから目的のファイルを選んで再生する「BROWSER」、FMを聴く「FM RADIO」、録音をする「RECORDING」、色々な設定をする「SETTING」の5つのモードがあり、6万5千色のカラー液晶が美しい。

 「MUSIC」はとりあえず音楽を再生するので、少ない操作で音楽が聴けて便利である。沢山の曲が録音されていて、その中からファイルを選んで再生する場合は「BROWSER」からフォルダを選んで再生したほうが早い。音楽の再生中は録音ボタンで再生モードの変更(さまざまなリピート再生)、リピートボタンでイコライザーの変更がすぐできる。

 また「BROWSER」では音楽ファイル以外のファイルも見られるため、何のデータが入っているのかチェックでき、BMP形式の画像ファイルも表示することができる。上手にフォルダを使い分ければ使い勝手はさらに向上するだろう。「FM RADIO」はFM放送を受信することができる。iriverミュージックマネージャーで放送局の登録が簡単にできる。ミュージックマネージャーで放送局を登録すると、パソコン上では漢字を使った放送局名も入力することができるが、T-10の画面では半角英数しか表示できないので注意が必要だ。

 東京都のFM局は以下の表の通り。

 その他の地域の放送は総務省のラジオ放送事業者一覧を参考にしてプリセットしよう。製品にはミュージックマネージャーのCDは入っていないが、iriverのサイトからダウンロードできる。  「RECORDING」ではラジオの録音(タイマー録音も可)と音声の録音ができる。音声の録音は音のある時だけ自動で録音する自動認識にも対応している。「SETTING」ではさまざまな設定ができるが、注意したいのは、充電式の電池か使い捨ての電池かを選ぶところとPCとの接続でミュージックマネージャーを使うのか通常の記憶デバイスとして使うのかという設定だ。どちらも自分の使用環境に応じてあらかじめ設定しておこう。

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