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事業のオープン化がモバイル業界に新風を巻き起こす - (page 2)

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2.5GHz帯のサービスで重要となる「エリア」

 総務省が新規参入事業者2社への割り当てを決めた2.5GHz帯については、各社からサービスエリアの重要性を指摘する声が聞かれた。モバイルWiMAXや次世代PHSに割り当てられると見られているが、「ケータイはどこでも使えるというのが基本で、我々の場合『どこでも使えるデータネットワーク』というのを原則に展開していく。これに対し、WiMAXはWi-Fiと同様、特定の場所では使えるという限定的なもので、ケータイを補完する技術、システムだと思う」(アイピーモバイル)、「モバイルでもっとも重要なのはエリア。自分の使いたい場所で使えなければ、ユーザーは解約する。すでに築き上げたサービスに、2.5GHz帯を使った新しい技術を融合していく」(ウィルコム)、「われわれは技術を提供する立場。広いサービスエリアを作りやすい技術などを提案している」(クアルコム)と、それぞれの見解が語られた。

 最後に、端末や料金制度を含めた、モバイルビジネスの未来像についてそれぞれの立場からの意見が披露された。「モバイルのブロードバンド化は、ADSLの比ではないインパクトがある。デジタルカメラや音楽プレーヤーがブロードバンドネットワークに接続し、メッセンジャー機能が搭載されれば、極端な話だが、携帯電話がいらなくなる可能性もある。料金体系は端末の種類ごとに変わるだろう」(アイピーモバイル)、「『EM・ONE』のように、既存キャリアと違った端末をこれから先も作っていく。持ち運ぶ以上重さには制限があるだろうが、片手で操作するいまの携帯電話の形がすべてではない。端末の形はいろいろ変わっていくだろう」(イーモバイル)、「PHSはそもそもデジタルコードレス電話を屋外に持ち出すというコンセプトで生まれた。電話機にいろいろな機能を積むというよりも、情報家電に電話機能が載るという考えが今後は望ましいのではないか」(ウィルコム)と、既成概念を超えたそれぞれにユニークな未来予想が飛び出した。

070706_mbs2_all.jpg 会場からはインフラの設備投資に関する質問も飛び出した。各社は定額制でデータ通信を提供できるよう工夫を凝らしている

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