同氏は「Microsoftは将来成功を収めようと思うなら、ウェブアプリケーション分野に移行する必要があると気付いた。短期的には『Windows』や『Office』のビジネスが落ち込むことになるだろう。難しい状況だ。それに、Microsoftはどうやってこれらの資産を活用し、ウェブ分野における成功に結びつけるつもりなのだろうか?」と述べた。
Microsoftは、Firefoxが欧州で市場シェアを拡大していることについても、ウェブサービス企業への転換に伴う困難についても、懸念していないと述べた。
Microsoftの関係者は電子メールによる声明で「Windowsプラットフォームが選択され続けていることを誇りに思う。ハードウェアとソフトウェアの両面で、ユーザーに幅広い選択肢を提供してきたことがその一因だ」の述べた。
同氏は「IEが何億もの人々に選ばれ、世界中のビジネスに採用されているのは、IEが提供する独自の価値のためだと考えているが、別のブラウザを選択するユーザーもいることは尊重する。各種ユーザーインターフェースの改善と並行して『IE 7』のセキュリティ向上にもかなりの労力を注いだ。そういった機能と世界レベルのユーザーサポートにより、ユーザーにとってIEは、有力な選択肢であり続ける」と記している。
IEは現在にいたるまで多くのセキュリティ問題を抱えてきた。2007年2月にも、最新バージョンのIE 7に複数のバグが発見されている。Secuniaによると、2007年7月までに発行されたIE 7関連のセキュリティアドバイザリは10件で、そのうち1件が「緊急」レベルのものであった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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