Adobeは米国時間6月25日、「Visual Communicator 3」を発表した。これは放送されるテレビ番組と同品質のビデオを制作、放送するための初心者向けソフトウェアのアップデート版。発売は今秋を予定している。
同プログラムは、学生のほか、ビデオ制作やストリーミング配信の初心者向けとなっているが、最新版には優れた専門的機能も複数搭載されている。
Visual Communicator 3では、複数のカメラインプットを表示したり、表示を切り替えたりすることが可能になっている。また、ブルーバックに別の画像やビデオをはめ込んだり、フルスクリーンのテレプロンプター機能もある。これらの機能はすべて、ライブストリーミング配信中でも利用することが可能。
同アプリケーションでは、専門家が通常利用するタイムラインやマルチレイヤ機能の代わりに、ドラッグ&ドロップのテンプレートや、ユーザーにビデオパッケージの制作方法やライブストリーミングの手順を説明するウィザードを利用する。
同ソフトウェアのプレビュー版は6月から8月31日までAdobe Labsで公開されている。
同アップデート版では、Adobeの「Flash Video」フォーマットを使い、有線テレビやインターネットへのビデオコンテンツのライブストリーム配信が可能となっている。
Visual Communicator 3は、「Adobe Photoshop」や「Adobe Premiere Pro」のコンテンツと連携し、写真やビデオを放送したり、これらを「Adobe Encore」や「Premiere Elements」にエクスポートしてDVDに焼くことができる。
Adobe Visual Communicator 3ではまたこうした新機能以外にも、カスタマイズ可能なグラフィックスや楽曲クリップが充実している。
同ソフトウェアは教育関係者には170ドル、一般顧客には400ドルで販売される。既存のAdobe Communicatorユーザーは150ドルでアップグレード可能。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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