Nvidiaが、高性能コンピューティング向けのチップをラインアップに加えて新しい市場を狙っている。
同社の「Tesla」チップは、PCI Expressスロットに装着することで科学計算処理用ワークステーションのパフォーマンスを500ギガフロップス(浮動小数点演算毎秒5000億回)向上させる。これは、ゲノムのモデリングや潜在油田の評価を行う科学者らに相当な処理能力を提供する。
Nvidiaは、同技術を基盤にしたTeslaワークステーションとサーバも披露した。これは、ゲームマニアやメディアファン向けのPCに搭載される3Dグラフィックチップで最も有名な会社にとってはやや路線が異なる。一方、Intelの「Larrabee」プロジェクトやAdvanced Micro Devices(AMD)の「Torrenza」構想も、自社のプロセッサをベースにした標準システムに専用のハードウェアを追加するという手法を模索している。
Teslaシステムの詳細はNvidiaのウェブサイトで紹介されている。その名前は、80年代のメタルバンドやハイブリッドスポーツカーメーカーではなく、おそらく発明王Nikola Teslaから取ったと思われる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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