松下電器産業が米買収ファンドのTPGと進めていた子会社、日本ビクターの売却交渉が難航し、支援企業にAV(音響・映像)機器メーカーのケンウッドが再浮上したことが9日明らかになった。松下は3月にTPGに優先権を与えて交渉してきたが、売却額に隔たりが大きく、TPGも再生案を詰め切れていない。TPGとの優先交渉権が既に切れていることもあり、松下は再びケンウッドと接触を始めた。
ビクター売却をめぐっては、ケンウッドが昨年秋以降、買収に強い意欲を示し、共同持ち株会社方式によるビクター統合を模索した。
しかし、松下は入札方式で売却交渉先にケンウッドではなく、TPGを選定。4月中の決着を目指したが、TPGと合意できず、現在は交渉が決裂状態となっている。
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