Mozilla Japanが9月15日から16日にかけて開催する24時間連続イベント「Mozilla 24」の企画公募が5月31日にスタートした。6月30日までの1か月間、ウェブ上から誰でも応募できる。募集要項はこちら。
このイベントは世界中のMozillaの拠点をネットワークで結び、24時間休むことなくインターネットの未来について考えるグローバルなプロジェクト。日本では慶應大学三田キャンパス東館(DMC Global Studios)などがメイン会場となる。海外で開催されているプログラムに会場や自宅からネット経由で参加することもできるという。
Mozilla 24実行委員長でMozilla Japan代表理事の瀧田佐登子氏は、「Mozillaのヘッドクォーターは米国にあるが、ヨーロッパや日本にあるアフィリエイトから何か大きなイベントができないだろうか」と考えた結果、ネットをつないだ24時間世界一周イベントというアイデアに至ったという。
Mozilla 24の特徴の一つは、「これぞオープンソーススタイル」と瀧田氏が語るように、一般公募で具体的なプログラムを募集するという点にある。Mozillaには直接関係なくても、ウェブやインターネットの未来に関わるような企画を期待しているという。米国をはじめとした英語圏でも順次募集を開始し、イベント全体のうち8〜9割は一般から寄せたれた企画で構成する計画だ。
Mozilla 24のサイトに掲載された企画例には、志願者が24時間かけてバグの修正を行う「24時間耐久デバッグ」や、インターネットの未来についてとことん語り合う「24時間リレーディスカッション」など自由な発想の企画が並んでいる。応募した企画が採用された人はプログラム委員としてイベントの運営に参加できる。運営に参加しない場合は実行委員会が企画を実施する。
瀧田氏は、今回のイベントの元となるアイデアを2006年9月に開催されたイベント「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2006」で講演した際にも披露していた。それからちょうど1年後の実現に向け、「ネットを使うすべての人で何かを考える24時間にしたい。Mozillaは場所とネットワーク環境を提供する」と意気込みを語った。
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