ChargerLABの「Power-Z AK001 USB-C」は電力計を内蔵したUSB-Cケーブルで、USBポートや充電器などUSB機器の診断に役立つ。見やすいディスプレイもありがたい──。
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プロの修理技術者にとって、複数のUSB電力計を持つことは必須と言ってもいいほど重要だ。原因が見えづらい電源トラブルを迅速かつ的確に特定する、まさに頼れる「相棒」だからだ。
USB電力計を使えば、電圧や電流の値だけでなく、現在使用されている給電方式なども即座に表示される。これにより、どの機器でどのような問題が起きているのかを素早く正確に突き止められる。
しかし、趣味で電子機器を扱う程度のユーザーにとって、高価なモデルはややオーバースペックで手が出しづらいだろう。こうしたユーザーにとっては、シンプルに基本的な情報を提供してくれる手頃なモデルの方が、はるかに現実的で使い勝手も良い。
電圧と電流といった基本情報を一目で確認できれば、日常的な動作チェックや軽めの修理なら十分に対応できる。そんなニーズに合うのが、240W対応のUSB-Cケーブルでありながら、電力計機能も内蔵した「ChargerLAB Power-Z AK001」(約6600円)だ。
* 長さ:1.5 m(約5 ft)
* コネクター:USB-C
* 対応電力:最大240 W
* E-Markerチップ:搭載
* ディスプレイ:0.96インチ(約2.4 cm)カラー
* 表示項目:電圧、電流、電力、温度、電流の流れる向き、累積エネルギー、タイマーなど
* 精度:±0.002 V、±0.002 A
筆者は高機能なUSB電力メーターをいくつも保有しているが、その中でもPower-Z AK001の「シンプルさ」は際立っている。使い方は驚くほど簡単で、ケーブルを挿し込むだけでディスプレイが即座に点灯し、電圧や電流、電力など重要なデータを一目で確認できる。
複雑なメニューや細かな設定に煩わされることなく、直感的に必要な情報にアクセス可能。この点は、趣味で扱うユーザーだけでなく、プロのユーザーにも嬉しいポイントだ。
画面には電力の流れる方向を明確に示す小さな矢印が表示される。特にモバイルバッテリーを使う際にありがちな「どちらが充電されているのか」という混乱を、このさりげない工夫が瞬時に解消してくれる。
入力部分も極めてシンプルで、これ以上シンプルにするのは難しいほどだ。背面にある唯一のボタンが、画面の切り替え(短く押すと電力計、給電方式検出、ブラックアウト、タイトル画面を順次表示)と画面の向き変更(3秒長押し)の役割を兼ねている。
精度も抜群だ。実際に校正済みの精密なメーターと比較したところ、公称値の精度を難なくクリアしており、日常的な測定には十分すぎるほど正確だ。
欠点らしい欠点は見つからず、日常的には最大240W対応のUSB-Cケーブルとしても使える。まさに便利なメーターと言える。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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