YP-U3の音楽再生機能には、同社独自の高音質サウンド技術「DNSe(Digital Natural Sound Engine)」が搭載されている。これは、音を前後左右に拡張し低音を強調することで、まるでコンサート会場にいるような立体的な音響を実現する技術。本格的なホームシアターシステムには比ぶべくもないが、付属のイヤホンでも手軽に迫力あるサウンドを楽しめるのはうれしい。
音楽ファイルを再生する際は、音質だけでなく再生速度を選ぶこともできる。速度は7段階の調整ができ、指定区間のリピートも可能なため、語学学習などにも役立つ。
ちなみに、再生可能な音楽ファイル形式はMP3、WMA、OGGの3種類で、ビットレートはそれぞれ8〜320kbps、48〜192kbps、Q0〜Q10までサポートしている。また、WMAはデジタル著作権管理のDRM9に対応しているため、音楽配信サイトからダウンロードしたファイルを再生することも可能だ。
なお、製品には専用ソフトが付属しており、PC上で音楽ファイルを一元管理したり、YP-U3に音楽ファイルを転送したりすることができる。ただし、音楽ファイルの転送は直接YP-U3のメモリ上にドラッグ&ドロップしてコピーするだけでもOKなので、付属の音楽管理ソフトをインストールしていなくても製品を使用することはできる。
このほか、YP-U3は、メインの音楽再生機能以外にもワールドワイドFMチューナーやボイスレコーディング機能などを備えている。ボイスレコーディング機能は音質自体はさほどいいわけではないものの、MP3形式で録音してくれるのが便利。ちょっとしたメモや会議の録音に役立ちそうだ。
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