Facebookは長い間、大学生らのオンライン上の溜まり場であると多くの人々にみなされてきたが、Zuckerberg氏は、同社は成長していると述べた。同氏は記者会見において、現在ではFacebookユーザーの60%が大学を卒業していることを指摘した。
Zuckerberg氏はこの記者会見の中で、Facebookの今回の外部サービス受け入れ体制の開始は遅かったのではないかという点については特にコメントしなかった。同氏は、これまではサードパーティーはサイトに「何らかのウィジェットをドロップする」ことだけが許可されていたと述べた。
同氏は、「ソーシャルネットワーキングサイトに完全なアプリケーションを構築することを許可するプラットフォームが提供されたのは初めてのことである」と述べた。
しかしFacebookの最高執行責任者(COO)であるOwen Van Natta氏は、Facebookが開発者らの関心を得るためにMySpaceを出し抜く必要があったことを認識しているようであった。
Van Natta氏は、「われわれには競争力となるものが必要だった」と述べた。「開発者らがアプリケーションを開発したいと思うような最も魅力的なサイトを構築したいと考えており、それを実現するための方法が、事業展開を許可するということである」(Van Natta氏)
Riley氏は、FacebookはMySpaceのようになりたいと考えてはならないと警告した。同氏はカリフォルニア州パロアルトを拠点とする同社は、ユーザーが容易にコミュニケーションできる場を提供することにより多くのユーザーを獲得したのだという点を指摘した。
Riley氏は、「過度にMySpaceを模倣しようとしてはならない」と述べた。「今日の同サイトの利点を維持することが大切である。Facebookは密接なコミュニティや、オフラインですでに互いに知り合いである人々には最適である。Facebookはそれを忘れてはならない」(Riley氏)
Facebookは長い間、売りに出されるのではないかという噂があった。それが真実かどうかと問われたZuckerberg氏は、「私は常にFacebookは独立した状態であるべきだと思ってきた。その噂を聞くとさらにその思いが強くなる」と述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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