ビクターは「10bitフルHD倍速液晶IPSパネル」を搭載した、液晶テレビ「EXE」に新シリーズLH805シリーズをラインアップした。サイズ展開は37型、42型、47型の3モデル。6月下旬から8月上旬にかけて発売される。価格はオープン。
今回採用された新パネル10ビットフルHD倍速液晶IPSパネルは、ビクターが2005年より開発している倍速駆動を軸に、高精細なフルHD化、広色域再現が行える10bit化を施した最新パネルだ。
1秒間に60コマから構成される映像を、倍の120コマで生成する倍速駆動は、より滑らかかつ明るく、くっきりとした映像表現が行えることが特長。現在他社メーカーでも積極的に取り入られている機能だが、リーディングメーカーであるビクターでは、中間フレームの生成精度に注目した。
従来、前後のフレームから800画素ずつ合計1600画素の情報から120コマ映像を生成したが、新モデルでは前後フレーム合計8000画素以上の情報から正確な120コマ映像を作り出す「フルハイビジョン倍速液晶ドライバー」を採用している。これにより超高速に動く画像の動画ボヤケも解消され、フルHDパネルに相応しい高画質映像を再現する。
パネルの高性能化に合わせ、独自の高画質エンジン「GENESSA」も倍速仕様の「倍速GENESSA」へとバージョンアップされている。
また、音質面では重低音、高音に加え、不要な大音量や音の広がり感などをトータルで制御し、自然な音作りを行う「MaxxAUDIO」を採用。小音量でも人の声が聞き取りやすい「はっきり・ひそひそモード」、ニュースやドラマのセリフが聞き取りやすい新「きき楽」機能と合わせ、強化された。
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