ビクター、液晶テレビ「EXE」に新フルHDパネルを搭載のLH805シリーズを発表

加納恵(編集部)2007年05月24日 19時47分

 ビクターは「10bitフルHD倍速液晶IPSパネル」を搭載した、液晶テレビ「EXE」に新シリーズLH805シリーズをラインアップした。サイズ展開は37型、42型、47型の3モデル。6月下旬から8月上旬にかけて発売される。価格はオープン。

 今回採用された新パネル10ビットフルHD倍速液晶IPSパネルは、ビクターが2005年より開発している倍速駆動を軸に、高精細なフルHD化、広色域再現が行える10bit化を施した最新パネルだ。

 1秒間に60コマから構成される映像を、倍の120コマで生成する倍速駆動は、より滑らかかつ明るく、くっきりとした映像表現が行えることが特長。現在他社メーカーでも積極的に取り入られている機能だが、リーディングメーカーであるビクターでは、中間フレームの生成精度に注目した。

 従来、前後のフレームから800画素ずつ合計1600画素の情報から120コマ映像を生成したが、新モデルでは前後フレーム合計8000画素以上の情報から正確な120コマ映像を作り出す「フルハイビジョン倍速液晶ドライバー」を採用している。これにより超高速に動く画像の動画ボヤケも解消され、フルHDパネルに相応しい高画質映像を再現する。

120コマ倍速駆動 画面の右半分を60コマ、左半分を120コマで再現したデモ画面。流れる文字や映像の視認性が格段に上がる

 パネルの高性能化に合わせ、独自の高画質エンジン「GENESSA」も倍速仕様の「倍速GENESSA」へとバージョンアップされている。

 また、音質面では重低音、高音に加え、不要な大音量や音の広がり感などをトータルで制御し、自然な音作りを行う「MaxxAUDIO」を採用。小音量でも人の声が聞き取りやすい「はっきり・ひそひそモード」、ニュースやドラマのセリフが聞き取りやすい新「きき楽」機能と合わせ、強化された。

  • EXE LT-47LH805 47型 実勢予想価格:53万円前後 6月下旬発売
  • EXE LT-42LH805 42型 実勢予想価格:45万円前後 8月上旬発売
  • EXE LT-37LH805 37型 実勢予想価格:35万円前後 8月上旬発売
EXE LT-47LH805 フレーム面を少なくした「スリムフレームデザイン」とグロス感あるブラックフォルムを採用したEXE LT-47LH805。リモコンデザインも一新され、ボタンや文字表示も大型化された。

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