ダブルクリックは5月24日、ネット広告キャンペーンの最適化ソリューション「DART Adapt」と行動ターゲティングソリューション「Boomerang」を提供開始した。
DART Adaptは、広告主のキャンペーンを自動的に最適化し、広告効果と媒体価値の向上を支援する。具体的にはウェブサイト内で定期的に収集したデータからユーザー属性や配信時間などを分析することで、広告の最適化が行えるという。
Boomerangは、ウェブサイト訪問者のページ閲覧履歴を基にユーザーを分析・分類し、条件に合ったユーザーをターゲットに最適な広告を配信する。ターゲティングの条件には、特定のページにアクセスしたか、特定の広告を見たか、あらかじめ定義したアクティビティを実行したかなどが設定可能だ。
ユーザー行動に基づいたターゲティングを行うことで、ウェブサイト訪問者には自分の興味・嗜好に近い広告が表示されることになる。媒体社側は訪問者の絞込みが難しいウェブページ上の広告枠であってもターゲティングを行うことができるため、媒体価値の向上が見込めるという。
なお、Boomerangはウェブサイト訪問者のページ閲覧履歴を取得する際に個人を特定する情報は一切取得しないとのこと。対象サイトには、Cookie を排除するためのオプトアウト機能を提示することになっている。
DART Adaptは媒体社/ウェブサイト運営社向けのネット広告配信ソリューション「DART for Publishers」に、BoomerangはDART for PublishersとDART for Advertisers(広告主および広告代理店向け)に統合されている。
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