電通、ネット経由の広告簡易取引サービス「CMGOGO」の取扱メディアを拡大

 電通は5月21日、インターネット経由での広告簡易取引サービス「CMGOGO(CMゴーゴー)」の取扱メディアを28日から拡大すると発表した。

 CMGOGOは、2006年10月2日より実験的に運用している、CM素材の加工から広告枠の購入までの一連の取引作業をネット上で行うことができるサービス。現在、全国127局の地上波テレビのスポット広告に関するサービスを提供している。

 今回、その範囲を拡大し、「衛星CMGOGO」という名称で衛星テレビ(BS、CS)についても試験サービスを開始する。サービス開始時点では、民放系BS放送局5局、WOWOW、CS放送局54局の計60局が参加し、衛星波を利用した全国放送のCM広告の購入が可能になる。

 料金は、CM素材の利用料、編集・加工費用、CM放送料のパッケージ料金となっており、BS放送で30秒CMを7日間で10回放送する場合で131万2500円、CS放送で30秒CMを7日間で10回放送する場合では42万〜78万7500円となっている。

 また、地上波テレビのCMGOGOにおいても、深夜帯に限ったスポット広告枠の購入を可能とするほか、広告主企業が告知したい商品やサービスをサイト上で登録する際、これまでの文章や画像に加えて、動画素材の利用も可能とするなど、サービスの拡充を行う。

 今後は、新聞、雑誌、ラジオなど、その他のマスメディアについても、新聞社、出版社、放送局とともに検討を進め、順次試験サービスの範囲を拡大していくとしている。

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