IBMは米国時間5月21日、「POWER6」マイクロプロセッサと、同チップを採用したUNIXベースサーバを発表した。
POWER6は、処理速度が前の「POWER5+」チップの2倍となる4.7GHzで動作する設計となっている。ただし、IBMでは、処理速度をPOWER5チップの2倍する一方で、消費電力を同等に保つことも目指している。
先に報道されたように、IBMは、この新しいデュアルコアチップPOWER6を最高8基搭載可能なUNIXサーバ「IBM System p 570」を発売することを明らかにした。同システムは6月8日に6万ドルからの価格で発売される、とIBMの関係者は語っている。
同社は、UNIX対応の「System p」シリーズと、「i5/OS」対応の「System i」シリーズの2つのサーバシリーズでPOWER6チップを採用する計画だ。これらのシステムはすべてLinuxにも対応する。
POWER6チップを搭載したSystem iの出荷スケジュールと価格体系はまだ明らかになっていない。
IBMはまた、「POWER6 Live Partition Mobility」という機能を2007年中にリリースすることも明らかにした。同機能を使うと、実行中のUNIXのインスタンスを1つの物理マシンから別のマシンへ移動できる。ハードウェアの不具合に対して柔軟性と保護を提供するこの機能は現在ベータテスト中。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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