ソフトウェアの販売、開発などを行うジャングルは、米カリフォルニアに本拠地を置く、アークソフトのBlu-ray/DVDライティング統合ソフトウェア「ArcSoft TotalMediaExtreme」とRAW現像ソフト「ArcSoft DigitalDarkroom」を発表した。6月7日より発売される。
発表会会場では、日本画質学会副会長、デジタルメディア評論家の麻倉怜士氏による「本格化するハイビジョン時代」と題された特別講演が行われた。
「ハイビジョンはたった10年で普及した、大画面で高画質を楽しめるフォーマットです。現在人気の薄型テレビもハイビジョンというフォーマットが確立されていなければ、ここまで普及することはなかったでしょう。今後はパッケージメディアのハイビジョン化が進むことで、クリエイティブメディアにおけるハイビジョン化が急速に進むと考えられます」と話した。
「ArcSoft TotalMediaExtreme」は、Blu-ray/DVDのライティング統合ソフトウェアとなる。マシン性能に依存せず、スムーズなBlu-ray、HD DVDディスクの再生が行えるほか、オーサリング、バックアップといった一連の作業をこなせる。
なお、オーサリング、バックアップまで行えるのは、Blu-rayとDVDのみでHD DVDには対応していない。
統合ソフトの「ArcSoft TotalMediaExtreme」のほか、オーサリングに特化した「ArcSoft TotalMediaAuthor」、再生機能に特化した「ArcSoft DigitalTheatre」も同時発売される。
主な動作環境は、OS:Windows Vista、Windows XP、CPU:CoreDuo T2700、Core2Duo E6300以上(Blu-ray、HD DVD再生時)、メモリ:1Gバイト以上(Blu-ray、HD DVD再生時)。
また、静止画用のソフトウェアとして、RAW画像を高速処理できる「ArcSoft DigitalDarkroom」も発売される。
主要メーカーのデジタル一眼レフカメラ、RAW形式に対応しており、データの高速処理が可能だ。補正前後の状態を同時に表示できる「ビフォーアフター表示」で、画面上で比較しながら補正が行える。
対応データはRAWデータのほかJPEG、TIFFとなる。露出、ホワイトバランスなどの補正ツールも内蔵している。
主な動作環境は、OS:Windows Vista、Windows XP、Windows 2000、CPU:Intel Pentium III、AMD Athlon相当以上、メモリ:512MB以上となる。
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