903i世代のワンセグケータイ--NTTドコモ「P903iTV」 - (page 5)

NTTドコモ
内容:ドコモから登場したFOMA 903iシリーズのワンセグケータイ「P903iTV」。先日904iシリーズが発表されたが、現状発表されているラインアップでワンセグを搭載するのは富士通製の「F904i」のみだ。ドコモ初のワンセグ対応機は「P901iTV」が最初で、第2弾となる「P903iTV」はワンセグの外部出力など、活用範囲の広い機能の搭載が特長だ。

ワンセグの録画OK!パソコンで視聴も

 ワンセグの受信だけでなく、録画や再生機能が充実しているのもP903iTVの特長だ。microSDカードの最大容量である2Gバイトタイプを使えば、最大約13時間の録画ができる。また、その録画したメモリカードをメモリカードリーダーでパソコンと接続すれば、パソコンで番組の再生もできる。

 ワンセグの録画というと、低画質で利用シーンも少ないように思えるが、会社でテレビ番組を録画し、帰りの電車の中で見るといったシーンでは非常に有効だ。特に地下鉄通勤者にワンセグは無縁と考えていたユーザーも考え直すほどのメリットがある。

 パソコンでの視聴や管理は、著作権管理機能のついたSDメモリーカードリーダーが必要になる。著作権管理機能付き単体のリーダー/ライターは数種類しかなく、搭載パソコンもごくごく一部。手軽なのはUSB通信ケーブルでP903iTVごとパソコンにつないでしまうこと。その場合にも別売のUSB通信ケーブルが必要となる。

  • 録画した番組の一覧

  • 録画ファイルを選ぶとすぐに再生がはじまる

BluetoothやiC通信など、新手のワイヤレス通信にも対応

 P903iTVはまた、BluetoothやiC通信に対応する。Bluetoothでは、クルマのハンズフリーや、パソコンとの接続、ワイヤレスヘッドフォンなどが利用できる。ヘッドフォンとしてワンセグなどの音声を聞く場合は、SCMS-T方式で著作権保護されているA2DP対応機器が必要となる。

 もうひとつ、便利なワイヤレス通信は“iC通信”。これは、FeliCaの通信を拡張したもので、対応機種同士を近づけてデータのやり取りができる。赤外線と似ているが、受信側で事前操作の必要なしにデータを転送できる点が便利。たとえば、アドレス帳の転送は送信側で操作して受信側に送られた後、受信側でデータの保存を承諾するだけ。赤外線よりも手軽にデータのやりとりができる。

長時間再生とTV出力がほしいならぜひ候補に!

 903iシリーズとしての機能を網羅し、その上でワンセグを搭載する903iTVシリーズも現時点での発売は3機種、発売予定1機種と選べる状況になっている。

 その中でも、長めの連続視聴時間を持つP903iTV。その上、TV出力機能が必要ならP903iTVはおすすめ機種となる。

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