日本SGIなど、ニンテンドーDS向け感性制御技術をセガに提供

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 日本SGIと、その関連会社であるAGIは5月10日、「感性制御技術(Sensibility Technology:ST)」をもとに、ニンテンドーDS向けミドルウェア「感性制御技術ST for ニンテンドーDS(STシステムDS版)」を共同開発し、その使用権および再販権をセガに提供したと発表した。STシステムDS版が組み込まれたセガのニンテンドーDS用ソフト「音声感情測定器ココロスキャン」は8月に発売される予定だ。

 STは、日本SGIとAGIが、次世代インターフェース「感性ユーザインタフェース(SUI)」の実現を目指し、その基本エンジンとして開発を進めてきた技術。人間の発話音声から「喜び」「怒り」「哀しみ」「平常」「笑い」「興奮」といった感情状態をコンピュータに認識させることができる。コールセンターのオペレーターを支援するシステムや、音声による柔軟な対応が可能な自動受付システム、バーチャルキャラクターと会話を楽しむモバイルコンテンツに搭載されている。

 STシステムDS版は、ニンテンドーDSで稼働する感情認識のための専用エンジンで、内蔵マイクから人の声を分析し、その発話音声から感情を認識する。開発にあたり、ニンテンドーDSの実機を使用しての新たな音声のサンプリングや、特徴を抽出するためのパラメーターやロジックの最適化など、ニンテンドーDSに合わせたSTエンジンのカスタマイズを行ったという。

 今回セガがSTシステムDS版を使って開発した音声感情測定器ココロスキャンは、設定されたさまざまな状況下で発した人の声から検出される「喜び」「怒り」「がっかり(落胆)」「平常心」「興奮」といった5つの要素の度合いからココロの動きを認識するエンターテインメントソフト。ユーザーは、誰でも手軽にココロの測定を行なったり、ココロの変化を利用してゲームを楽しむことができる。

 日本SGIおよびAGIは、今後もセガと協力してSTシステムDS版を利用した新しいゲームタイトルを開発するとしている。

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