矢野経済研究所は5月9日、「オンラインゲームサービスに関するユーザ調査」の結果を公表した。
調査の結果、オンラインゲームの利用経験(課金形態別)について、PC、携帯電話ともに“完全無料”型の比率がもっとも高く、それぞれ89.3%、54.8%だった。
一方、有料型サービスの利用率は、ソフトウェアダウンロード時のみ課金する場合で、PC向けが7.3%、携帯電話向けが29.3%。月額固定課金制では、PC向け8.8%、携帯電話向け31.6%、アイテム・アバター課金制でPC向け6.6%、携帯電話向け3.8%、従量課金制でPC向け2.5%、携帯電話向け10.4%となり、全体的に携帯電話向けの場合のほうが利用経験率が高いという結果を示した。
また、年代・性別では、PC向けが30歳未満の男性の利用率が高く、携帯電話向けは、若年層を中心に女性の利用率も高い傾向にあると判明した。
PC向け有料型サービスの利用時間(平日)について、ソフトウェアダウンロード時のみ課金では「30分未満」(41.0%)、月額固定課金制では「1時間以上〜2時間未満」(34.3%)、アイテム・アバター課金制では「1時間以上〜2時間未満」(29.8%)、従量課金制では「1時間以上〜2時間未満」(40.0%)がそれぞれもっとも高く、 いずれの課金形態においても、利用時間はほぼ2時間未満までに集中する結果となった。
一方、PC向け完全無料サービスでは、「30分未満」が57.0%でトップ。次いで「30分以上〜1時間未満」(22.7%)となり、 有料型サービス全般の傾向と同様、利用時間はほぼ2時間未満までに集中する傾向が明らかになった。
また、携帯電話向け有料型サービスの利用時間は、いずれの課金形態においても「30分未満」と答えた割合がもっとも高かった。携帯電話での利用時間は、有料型・無料型を問わず、ほぼ「30分未満」に集中しており、PC利用時に比べ、全体的に利用時間は短くなる傾向が見られた。
調査は2006年7月から2007年1月の間、 一般のインターネットユーザーを対象に、ウェブアンケート方式で実施。有効回答者数は1203人。
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