Wal-Mart Storesが、22件の小売り店舗で実施するソーラーエネルギーの試験プロジェクトを発表した。プロジェクト全体で見ると、ソーラーエネルギー分野最大の民間投資となる。
同社は米国時間5月7日、カリフォルニア州とハワイ州において年間20メガW時のエネルギーをソーラーシステムで得る予定だと発表した。ソーラーパネルは、Wal-Mart Stores、Sam's Clubs、配送センターなどの一部に設置される計画となっている。
システムを受注したのは、BP Solar、SunEdison、SunPower傘下のPowerLightである。
Wal-Martによると同社は、最終的にすべてを再生可能エネルギーで賄うことを目指す計画の一環として、このシステムを試みる意向である。
同社によると、ソーラー設備は各店舗で必要となるエネルギー需要の最大30%を供給可能で、温室効果ガスを年間6500トンから1万トン削減できる予定だという。
Wal-Martのエネルギー担当ディレクターであるDavid Ozment氏は声明で、「試験プロジェクトを実施する店舗が直ちに、運転開始の当日からでも、現在の電気料金の削減を達成することを期待している」と述べた。
Wal-Martの取り組みが初めて公になったのは2007年1月のことで、それ以来、ソーラー業界からの注目を集めてきた。
Wal-Martの規模を考えると、同社によるソーラーエネルギーへの投資が、ソーラーシステムメーカーの財務状況に大きな影響を与える可能性がある。再生可能エネルギーに対する大規模投資の前例としても役立つかもしれない。
Wal-Martによるソーラーシステムメーカーとの契約は当初2月に予定されていたが、これまで延期されていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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