13歳から15歳
この年齢になると、子どもが自宅や学校、友達の家のPCで、オンラインでのIM、電子メール、テキストメッセージングなどのやりとりをしていると仮定すべきだ。この年齢では知らない人とのオンライン、そして可能性としてはオフラインでの出会いが最大の問題となる。この年齢グループの子どもは知らない人とオフラインで会っていることを認め、一般的にそういう振る舞いを危険だとは考えていない。Aftab氏によれば、この年齢ではネットいじめはセクシャルハラスメントに変わる。一般的なガイドラインは次の通り。
- 子どものオンラインでの遊びの時間を、携帯電話でのテキストメッセージングの時間も含めて1日1時間半以下に制限する。
- インターネット上で出会った知らない人とオフラインで会うことの危険について子どもに話す。
- この年齢の子どもに不適切なサイトをフィルタするソフトウェアを使う。
- 子どもにソーシャルネットワークや出会い系サイトを利用させない。
- IMや電子メールを受け取る友達については子どもにより自由を与えるが、親が彼らのオフラインでの身元を知っていることを確実にしておく。友達の友達は許さない。
- 画像検索はフィルタするかブロックする。画像検索は多くのフィルタをすり抜ける。
- PtoP技術をブロックし、子どもに著作権を侵害するソフトウェアや動画、音楽をダウンロードしないように教える。子どもをiTunesや他の合法の音楽サービスに登録させる。
- この年齢ではパスワード盗難が問題となるため、子どもにパスワードの守り方を教える。
- コンピュータを家の真ん中に置くようにし、携帯電話やXbox Liveのような対話的ゲームなどの新しい対話的デバイスに対する子どもの振る舞いを観察する。Xbox Liveがそうであるように、それらのデバイスがペアレンタルコントロール機能を持っていれば、その機能を使う。ただし、そういうコントロール機能を使った場合でも、そのようなゲームこの年齢の子どもには危険であることに注意すること。ユーザーが知らない人とチャットできるからだ。
16歳以上
児童保護団体によれば、16歳は、子供自身で正しい判断を下せると信じて補助輪を外してあげる年齢だ。一般的なガイドラインは以下の通り。
- 子どもにオンラインでの責任について教える。オンラインで他人を尊重することの大切さと、ウェブ上の文書を批判的な目で読むことの必要性を強調する。
- 子どもにオンラインで個人情報を共有することと知らない人にオフラインで会うことの危険について話す。
- 自分自身について定期的にGoogleで検索させ、Googleアラートで自分のニックネームを設定させるところまでし、何が表に出てくるかを監視させる。
- 子どもにアンチウィルスソフトとセキュリティファイアウォールを使い、定期的に自分のPC上のアドウェアやスパイウェアを調べることを教える。
- もしオンラインで何かまずいことが起こったら親に知らせるように伝える。
- 十代後半の子どもには、弟や妹がウェブを安全に使えるように助けを求める。
- 子どもにウェブカメラを使わないこと、および一度オンラインに乗せたら、動画や静止画には管理がほどんどあるいは全く及ばないことをアドバイスする。