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Jabber創設者J・ミラー氏、Wikiaのオープンソース検索エンジン開発に参加

文:Michael Kanellos(CNET News.com) 翻訳校正:緒方亮、高森郁哉2007年05月01日 19時25分
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 オープンソースの検索ツールは果たして必要だろうか。誰でも自由に投稿可能な百科事典「Wikipedia」の関係者は必要だと考えている。

 Wikipediaの創設者であるJimmy Wales氏らが設立したWikiホスティングサービス企業のWikiaは米国時間5月1日、オープンな検索プラットフォームを構築するプロジェクトに、Jabberの創設者Jeremie Miller氏が参加すると発表した。Wikiaがすでに立ち上げた「Search Wikia」を通じて、オープンソースの手法で検索エンジン、クローラー、インデックス作成ツールなどを開発するという。

 プロジェクトへの協力者としては、大学院生のほか、検索機能を製品に搭載したいが検索企業へロイヤリティーは支払いたくないという大企業も見込まれると、Wikiaの最高経営責任者(CEO)であるGil Penchina氏は述べている。また、比較的規模の小さい検索企業も、独自に検索サービスを完成させるにはお金も時間もないという場合、プロジェクト支援に回る可能性がある。

 「ウェブをクロールすることは普遍的なニーズだが、そのためには多額の費用がかかる。学問研究の分野では以前から、より良いツールに対する根強い関心が存在していた」と、Penchina氏は話す。

 この構想を推進しているのは主に、Wikipediaの共同創設者Wales氏とJabberの創設者Miller氏の2人だ。プレスリリースによると、2人が協力して目指すのは、「完全な透明性、コラボレーション、検索アルゴリズムを補完する人間の知恵」をより所とする、インターネット検索の新たなエコノミーを構築することだという。

 Wales氏は声明で、次のように述べている。「Miller氏は素晴らしい思索家で、検索の世界を改革する仕事を手伝ってもらう相手としてうってつけだ。私の考えでは、インターネット検索は現在、正しく機能していない。これを修復するには、オープンかつ完全に透明な検索プラットフォームの開発を使命とする、コミュニティーの形成が必要だ」

 プレスリリースでは言及されていないが、Wikiaは営利を目的としたベンチャー企業だ。ビジネスプランはまだ完成していないが、売り上げと収益は広告やサービスから得られるだろうと、Penchina氏は述べている。ただし、Wikiaの知的財産は標準的なオープンソースの仕組みに従い、制約なくライセンスされる予定だ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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