同社はまた、7月から始まる新会計年度の予想も初めて示した。Microsoftは565億〜575億ドルの売上高と、1.68〜1.72ドルの1株あたり利益を予想しているという。これは多くのアナリストが予想していた内容とほぼ一致する。
Microsoftによると、「MSN」や「Windows Live」などを含む同社のオンラインサービスビジネスは、広告の売上が2006年比23%増となり、売上高が11%増を達成したという。Healy氏によると、自社開発の「AdCenter」広告提供エンジンによる検索あたりの売上高が、Yahooの「Overture」サービスを利用していたときの売上高を初めて上回ったという。Microsoftは前四半期、オンラインビジネスの見通しを引き下げ、検索関連の自社の業績に「不満」を示していた。
Microsoftによると、Xboxについては50万台を販売したという。Healy氏は、「ライバルと比較したときの自社の相対的な実績には非常に満足している」と語っている。
Healy氏によると、業界全体でのPCの売上はMicrosoftの予想を約1ポイント上回り、OfficeとVistaも好評を博しているという。「これまでのところ反響が素晴らしい」とHealy氏は語る。
Microsoftによると、同四半期に出荷されたPCの10台中7台にはWindowsのプレミアムバージョンがプレインストールされたという。一方、Windows XPのときはこれが10台中約5台だった。しかし、移行組の大半は、「Home Basic」と比べてVistaの各種ビジネスバージョンより上乗せ分の利益が大幅に少ない「Vista Home Premium」への移行だった。全般的に見ると、Windowsのハイエンドバージョンへの移行は、新しいPCにプレインストールされるWindowsの売上増加分の1ポイントだったと、Healy氏はアナリストとの電話会議で語った。
Microsoftはアナリストに対し、XPが依然として売上の15%を占めるなか、Vistaが2008年度の売上の85%を占める見通しであることを伝えた。Healy氏は、「楽観的に見ているが、先走りはしたくない」と語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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