出澤氏:分社化の前の週末に、みんなで集まってコーヒーを飲みながら、「それは違うんじゃない?それはそうじゃない?」みたいな話をぼそぼそっとしました(笑)。私自身、リーダーシップを発揮してやってきたというタイプじゃないので。
出澤氏:お互いにひどいんでね。飲むとアツいんです。
池邉氏:(出澤氏は)スーツを着てますが、ギークに理解がありますね。
出澤氏:ギークに憧れてるんでね(笑)。すごいところをいっぱい見てるし。10人いても解決できない大トラブルの案件も、池邉のような一人のスーパーエンジニアがいたら30分で片付けてしまうものなんです。『三国志』の世界でいえば、そういう人たちは「呂布」なんです。
池邉氏:そういう意味では考え方がギークっぽいですね(笑)。“人月でどう“とか、“人を倍に増やせばいい“とかそういう事は言わないですね。
出澤氏:でも、全体像を考える人間も必要なんです。ただ、それだけだと中規模のいい会社にはなっても、すごいものは出てこない。でも、こっち側のギークな部分があれば、世の中を変えるようなものが出てくる可能性がある。
出澤氏:うちはいままで技術が強いのに、会社全体のルックスや方向性にまぎれて、アピールしきれていないところがあったので、あえて“技術”というワードを使っているんです。再上場は正直検討段階に入っていませんが、理屈的には一回下に降りたので、新しく生まれかわった会社だと言っています。
プログラマーって0を1にする人たちじゃないですか。でも1を2にしたり10にするのは、企画の人間で、それを20で売るのか18で売るのか決めるのは営業の人間なんです。もし、我々に強みがあるとしたら、優秀な技術者だけでなく、優秀なプロデューサーも揃っていることかもしれません。その両方を持っている会社は少ないんじゃないかなと。
会社全体のあり方として、営業まで含めて、技術の事がわかっていて、「次に来るのはこれで、それをマネタイズするのはこれで」という感じで、チームワークが発揮できれば、非常に素晴らしいと思いますね。
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