Googleは米国時間4月18日、公式ブログ「Google Blog」で、検索クエリなしで検索が可能な2つの新機能が同社検索サービスに加わったことを明らかにした。両機能とも、「Search History」サービスを使っているユーザーが利用することができる。
1つ目は「Google Toolbar」に加わった「Picks for You」という新しいボタン機能。同社ブログによると、ユーザーの過去の検索情報を基に、興味のありそうなウェブサイトを推薦してくれるという。サイコロのような絵をしたボタンをクリックすると、推薦のサイトが表示される。別のサイトが見たい場合は、再度、サイコロのボタンをクリックすればよい。この仕組みで、1日あたり50件のサイトが表示される。
2つ目の同様のレコメンデーション機能を、「Google Personalized Homepage」からも利用可能というもの。ユーザーは自分のPersonalized Homepageで「Add A Tab」をクリックし、「Recommendations」という名前で新しいタブを作成することで利用できる(その際、「I'm feeling lucky」のチェックボックスが選択されている必要がある)。同社ブログには、レコメンデーションページは1日毎に更新されると記されている。
Recommendationsタブを作成すると、「Searches」「Groups」「Pages」「Gadgets」「Videos」「News」の各コンポーネントが表示され、Googleが推薦する検索やグループ、ニュースが提供されるようになっている。
レコメンデーション機能の精度については、Googleはブログで「初めのうちはあまり(精度を)期待できないが、検索履歴を作り上げ、これら機能を使い込んでいくほど、精度は向上する。時が経つと共に良くなっていくだろう」と述べている。
TechCrunchやGigaOMは、Googleの新機能を、Firefox用機能拡張である「StumbleUpon」のようなサービスと表現している。このStumbleUponは現在、eBayと買収交渉を行っているという憶測が流れている。
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