フリーペーパーに関する調査(上)--有益な情報を“買う”時代から“もらう”時代に

Webマーケティングガイド2007年04月12日 13時00分

 Webマーケティングガイドでは、フリーペーパーに関して調査を企画し、インターネット調査会社である株式会社マクロミルが保有するリサーチパネルに対して調査を行った。

 昨今増え続けるフリーペーパー。今では1000とも2000種類とも言われており、有料の雑誌や新聞にも劣らない情報量で、今やフリーペーパーの存在がかなり浸透してきているのではないだろうか。 最近の話題になったところで言えば、リクルート発行の『L25』が毎週発行になったことや、デジマ発行のマンガ専門の無料雑誌『コミック・ガンボ』だろうか。

 では、実際のところユーザーがフリーペーパーを、どのように捉えているのか探ってみた。

 今回の調査対象は、18歳〜59歳までの男女でパソコンインターネットユーザー206人。男女50%ずつの均等割り付けを行った。

 まずQ1では、フリーペーパーを手にとって読んだことがあるかを尋ねたところ、全体の85%が「ある」と答え、また、「フリーペーパーを知らない」という回答がわずか6.3%ということから、フリーペーパーが身近な存在であるということが、言えるのではないだろうか。

 次に、Q2ではQ1でフリーペーパーを手にとって見たことがあると答えた方176人を対象に、フリーペーパーの入手経路について尋ねた。その結果、「駅」が最も多く、51.7%、次いで、「コンビニ」が40.3%、「街頭設置BOX」が37.5%となった。

 無料という特性上、無人の街頭BOXやからの入手も可能だが、存在に気がつかないことや、在庫の有無などで入手できないケースもある。一方、「配り手からの手渡し」や、「ポストイン」も30%近くになることから、One to Oneでのアプローチも有効なのではないかと考えられる。

 Q3では、読み終わったフリーペーパーの処分方法について尋ねた。その結果、予想していた通り「捨てる」という回答が圧倒的に多く、88.6%となった。  しかし、「回し読み」や「保存」を選んだ回答者も10%以上いることから、コレクションとして保存しておく人や、記事の内容(コンテンツ)によっては、直ぐに捨てずに回し読みをする人もいると思われる。これは、情報を共有する現代人の姿の現れなのかもしれない。

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