販売は好調のプラズマテレビだが、価格の下落が影響して、全米の月間売上が史上初めて前年を下回ったことが明らかになった。
米市場調査会社のNPD Groupが集計したデータによると、2007年2月のプラズマテレビの売上高は販売価格ベースで1億8100万ドルにのぼったが、これは前年同月の2億1600万ドルから16%の減少だ。
2006年2月と比較して、プラズマテレビの販売台数は30%増加したが、その一方で平均販売価格は1688ドルと35%減少している。
NPD Groupで業界分析ディレクターを務めるRoss Rubin氏は「平均価格は下がり続けるだろうが、市場には明るい見通しも少なからず残されている」と話す。それでも、プラズマメーカーはさらなる高機能化をはかり、販売価格を上昇に転じさせる道を見つけだすという課題に直面している。
画面サイズを徐々に大きくしていくだけでは、十分ではなくなっている。というのは、ここまでのサイズになると、MD方式のリアプロジェクションテレビが得意とする領域に入りつつあるからだ。そうではなく、解像度、HDMI接続、および家庭内ネットワーキング機能を充実させるのがもっとも有望な方法だとRubin氏は話している。
2月は家電製品全体にとって厳しい月だった。最も実績の良かったテレビ部門の売り上げは9億ドルに達したが、それでも前年同月からは13%の減少だった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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