任天堂は4月5日、2007年3月期(2006年4月1日〜2007年3月31日)の業績予想を上方修正した。連結売上高で約660億円増加し、約9660億円(7.33%増)となる見通しだ。これに伴い、連結営業利益、連結経常利益、連結当期純利益もそれぞれ増加する見通しだという。
同社は1月10日にも業績予想を修正し、連結売上高で7400億円から9000億円に引き上げたばかり(21.62%増)。ニンテンドーDSのハードおよびソフトの好調が要因となった。
また1月の業績予想では100億円の為替差損を見込んでいたが、今回の発表によれば、これが約200億円の為替差益に転じたという。
この上方修正を好感して、4月5日の株価は上昇している。前場は前日の株価に対して軟調に推移していたが、前場引け後に上方修正が発表され、後場に入ると一気に切り返した。前日比750円高(2.2%高)の3万4500円まで買われる場面があったが、終値は同550円高(1.63%高)の3万4300円だった。2007年の年初来高値は2月1日に付けた3万5900円。
なお同社は4月26日に決算を発表する予定だ。
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