Mozilla Foundationの研究所が、ウェブブラウザ「Firefox」にソーシャルネットワーキングを追加するプロジェクト「The Coop」に着手した。
The Coopの目的は、 ブラウザのアドオンを開発して、人々が、写真などのウェブコンテンツやリンクを共有したり、受け取ったりできるようにすることだ。
プロジェクトでは、Flickrなどの写真共有サービスにあがっている友人の写真をボックスに表示し、縦あるいは横に並べることを考えている。友人から情報が送られると、その友人のアバターや写真が光るようになるという。また、友人のアバターをクリックして、ウェブページブックマークやブログ、映画の最新情報を取得することも可能だ。
同プロジェクトのサイトには「ウェブ上で最もよく行われているソーシャル・インタラクションは、誰かに『リンク』を送ることだ。The Coopのゴールは、このインタラクションを容易なものにし、人気を博す多くのウェブサービスから提供される同様のツールと連携させることだ」と書かれている。
鶏小屋のイメージのように、友人のアバターにはボックスが割り当てられ、アバターはそこで過ごすことになる。
ユーザー同士の情報は、RSSフィードやインスタントメッセージサーバを介して送信されると、同サイトには書かれている。
このプロジェクトは現在、「概念を実証する」フェーズにあるとしたうえで、Mozillaは搭載予定の機能を複数紹介した。なかには、友人の画像にリンクをドラッグすることで、情報を共有する機能もある。
Yahooのdel.icio.usやオンライン写真共有サービスFlickrなどのオンラインソーシャルサービスと連携するブラウザとしては、Firefoxベースの「Flock」もある。Flockは現在、ベータテストのフェーズにある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス