デジタルハリウッド大学大学院は4月2日、仮想世界「Second Life」を利用した新しいマーケティング手法の開発を目的として、同大学院の「ヒットコンテンツ研究室」と「セカンドライフ研究室」において、Second Lifeと実社会におけるマーケティング実験の共同研究を行うと発表した。
「CAROLINA GLASER」専属のファッションデザイナーで、ファッションモデル、歌手でもあるMEGを実験対象として、4月1日から来年3月末までの1年間にわたって行われる。
実験研究では、Second Life内に「CAROLINA GLASER boutique」を設置し、Second Lifeで販売アイテムとして人気がある洋服の販売を展開するほか、Second Life内でMEGのライブを実施し、実社会のライブと連動させる。服や音楽といったMEGのコンテンツのヒットを追跡することにより、Second Lifeと実社会で、一方でのマーケティング行動がもう一方にいかに反映するかといった、マーケティングにおける双方向の影響を研究する。マーケティング手法の企画立案は、ヒットコンテンツ研究所とイータレントバンクが行う。
さらに、Second Lifeではすべての行動がログデータとして解析可能なことから、「ヒット現象の数理モデル」による口コミマーケティングの実験も併せて行い、得られたデータによるモデルの検証も行うとしている。
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