オンライン広告会社のDoubleClickが身売りを検討しており、Microsoftを含めた企業と交渉中であることを関係筋の話としてオンライン版のThe Wall Street Journalが伝えている。
同サイトの報道によると、ニューヨークに拠点を置くDoubleClickは、投資銀行Morgan Stanleyの支援の下、さまざまなオプションを打診中であるという。同社を傘下に持つプライベートエクイティ投資会社Hellman & Friedmanは、売却金額として20億ドル以上を考えているそうだ。Hellman & Friedmanは2005年に11億ドルでDoubleClickを買収している。
今回のような憶測が流れるのは、Microsoftがオンライン広告市場でGoogleと戦っていくための策を探し求めているからである。以前には、MicrosoftがGoogleに対抗するため、Yahooの買収を検討していたとの憶測が流れたこともあった。米ZDNet.comのエグゼクティブエディターLarry DignanはBetween the Linesブログで、DoubleClickには再び上場することも含め、さまざまな選択肢があるとしたうえで、MicrosoftによるDoubleClick買収は以下の点で理に適っていると述べている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
トラディショナルからモダンへ進化するBI
未来への挑戦の成功はデータとともにある
パランティアが打ちだしたDX支援のかたち
従量課金制データプラットフォームの魅力
増え続けるコンテンツ資産の課題を
クアンタムの最新技術で解決!
成長していくうえで陥りやすい3つの課題の
解消の鍵となる内製化をゆめみが支援