東京都在住者の意識調査--六本木が熱い?

Webマーケティングガイド2007年03月28日 16時05分

 Webマーケティングガイドでは、東京都在住者に対し、意識調査を企画し、インターネット調査会社である株式会社マクロミルが保有するリサーチパネルに対して調査を行った。

 今回の東京都在住者の意識調査では、3月末にオープンする防衛庁跡地の東京ミッドタウンに伴い、まだまだ冷めやらぬ六本木にクローズアップした。

 今回の調査対象は、25歳以上の東京都に在住の男女206人で、男女比については50%ずつの均等割付けを行った。 年齢比については20代:18.9%、30代:43.2%、40代:22.8%、50代:8.7%、60才以上:6.3%となっており、30代を中心とした調査結果となった。

 まずQ1では防衛庁跡地に建設された『東京ミッドタウン』について、どの程度現時点で認知されているかの尋ねたところ、『東京ミッドタウン』を知らないと回答したのが、全体の48.1%となり、約半数の認知となった。

『東京ミッドタウン』の認知度

 では、認知ユーザーの中では、どの程度知っているのかと言えば、「防衛庁が移転したこと」が39.3%、場所と名称についてはそれぞれ33%の認知となった。しかし、どのようなテナントが入っているかについて知っていると回答したのは、わずか6.3%に過ぎず、まだ詳しく知っているユーザーは少ない結果となった。

 『東京ミッドタウン』は、ホテル『ザ・リッツ・カールトン東京』や、サントリー美術館をはじめ、商業施設だけではなく、オフィス施設、居住施設としての顔を持っている。

 緑豊かな環境づくりを目指しているとのことで、六本木ヒルズの毛利庭園や屋上庭園にもあるように、地球環境にも、配慮されているようだ。

 グランド・オープンを目前に控え、今後さらに話題が集まりそうなスポットだけに、引続き注目していきたい。

 次にQ2では、今や六本木の代名詞とも言えるであろう『六本木ヒルズ』と『東京ミッドタウン』について、それぞれに対する訪問意向を尋ねたところ、今後も行きたい/恐らく行くであろうと回答したユーザーが、どちらも70%を超えており、今年は熱い街になる気配を感じせざるを得ない。

『六本木ヒルズ』と『東京ミッドタウン』に対する訪問意向

 やはり、『東京ミッドタウン』のオープンによる、相乗効果なのだろうか、今年の4月で開業4周年を迎える『六本木ヒルズ』も今後も行きたいというユーザーは非常に多くなった。 また、AllAboutの記事でも「ミッドタウンの登場を迎えた今後は、「好敵手」同士が互いに切磋琢磨し合う中で、六本木の集客力は倍増?!  東京「六六戦争」は、街の魅力をさらに高める絶好の機会となりそう」(引用元:AllAbout)とある。 この記事からも、一大都市に大きな複合施設を2つ持つことで、話題性や集客力の相乗効果が期待できる。

 最後にQ3では、『六本木ヒルズ』と『東京ミッドタウン』のそれぞれのイメージを自由記入で尋ねたところ、『東京ミッドタウン』では、「オシャレな感じ」や、「高級そう」といった回答が多いが、まだ良くわかっていないユーザーも多いことから、抽象的なイメージが多くなった。

 『六本木ヒルズ』では、「ITベンチャー企業」や、「お金持ち」という回答が多く、開業当初にIT企業の象徴ともいえるYahoo!やライブドア、楽天といった企業がオフィスとして入居しており、その印象が強くユーザー伝わっていると考えられる。

 さらに、テナントとしては映画館や有名レストランも多く、カップルのデートスポットとしての印象もユーザーへのイメージとして認識されているようである。

『六本木ヒルズ』と『東京ミッドタウン』のそれぞれのイメージ

 Q2でもあるように、開業から4周年を迎えても、引きつづき、「行きたい」という回答は多いことから、魅力的な場所の一つであることが考えられる。

 さらに、今年の1月には国立新美術館も六本木にオープンし、芸術のある街としても新たな顔を持つのではないだろうか。

 今年は何かと話題になりそうな六本木から目が離せなくなりそうだ。

 今回の調査は、業界の全般的な調査となっております。 あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。 業界やそれぞれのシチュエーションに合ったリサーチにご興味をお持ちの方は、 お気軽にお問合わせください。

サンプル数  :206
調査期間   :2007年03月05日(月)〜2007年03月06日(火)
調査方法   :インターネットリサーチ
調査機関   :株式会社マクロミル
対象者     :25歳以上の男女

 本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。 アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。 調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問合わせください。

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