Webマーケティングガイドでは、ネット調査会社のマクロミルの協力のもと、アフィリエイト広告に関して、インターネットリサーチ調査を行った。その結果、58.6%のユーザーがアフィリエイト広告を認知している事がわかった。
今回の調査対象は20歳〜49歳のパソコンインターネットユーザー208人。 年代別ではM1層52人、M2層52人、F1層52人、F2層52人と世代毎の均等割付を行った。
Q1では、アフィリエイト広告の認知と利用(運営者として)について尋ねたところ、半数以上(58.6%)のユーザーがアフィリエイト広告を認知している(※1)という事がわかった。しかし、認知しているだけでなく、実際に「自分のブログやHPで利用している」というユーザーは13.9%とまだまだ少なくないのが現状である。(※1)内容を知っており、自分のブログやHPで利用している」(13.9%)と「内容は知っているが、運営側としては利用はしていない」(29.3%)の合計
Q2では、Q1でアフィリエイト広告を自分のHPやブログで運営していると回答したユーザー以外に対して、アフィリエイト広告の利用意向(運営側として)を尋ねた。 その結果、最も回答が多かったのは「利用しても良いと思う」で57.0%となっており、半数以上のユーザーがアフィリエイト広告を利用する意向があると回答した。 ただし、「非常に利用してみたい」という強い意向を示したユーザーはわずか7.8%であった。
逆に、利用したくないというユーザーに関しては、「あまり利用したくない」が24.6%、「まったく利用したくない」が10.6%という結果となった。
Q3では、Q2でアフィリエイト広告を利用したくないと回答した35.2%のユーザーに対して、利用をしたくないと思う理由を尋ねた。その結果、理由として最も回答が多かったのは「手続きが面倒くさそう」で50.8%、次いで「トラブル(金銭的なもの)がこわい」と「アフィリエイト広告の制度がわからない」という回答がそれぞれ20.6%で続いている。
アフィリエイト広告の現状は、認知度や利用意向は高いものの、実際に運営者として利用しているのは13.9%に過ぎない。しかし、Q3で明らかになった、「手続きが面倒くさそう」や「トラブルがこわい」などのユーザーの懸念点を解決する事で、アフィリエイターの数が増え、アフィリエイト広告の規模(ネットワークの大きさ)は拡大していく可能性が十分にあると考えられる。
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