今回のテーマは、「花粉症の情報収集と対策方法について」。春を迎え、花粉症に悩んでいる人がどのように情報を収集し、症状に対応しているのかをレポートした。
今回の調査は3月1日〜3月3日で行い、全国の1096人の男女(男性49.82%、女性50.18%)から回答を得た。また調査に回答いただいた年齢層は19歳以下19.89%、20歳代20.16%、30歳代19.98%、40歳代20.16%、50歳代15.60%、60歳代4.01%、70歳以上0.18%であった。
花粉症の症状をもっているかどうかを尋ねたところ、疑わしい症状を含めて全体の約6割の人が花粉症の症状を感じていた。年代別・男女別にみてもほとんど差がなく、老若男女問わず、花粉症に悩んでいる状況が明らかになった。具体的な症状としては、「鼻水・鼻づまり」「目のかゆみ」「くしゃみ」などの一般的と思われている症状に加えて、「のどの痛み」「頭痛」「皮膚のかゆみ」といった回答もあった。今年の症状としては例年より症状が軽いと答えた人が33.64%であるのに対し、例年より症状が重いと答えた人は25.84%と、今年の症状が軽いと感じている人が若干多かった。
花粉症についての情報収集方法について尋ねたところ、「テレビ」と答えた人が約8割と圧倒的に多く、「インターネット」が5割弱、「新聞」が約3割と続いた。このようなメディアの活用が多くなる一方で、「口コミ」を情報源とする人も2割強おり、知人・友人から信頼できる情報を得る人も相当数いることが明らかになった。
現在、花粉症対策として、7割強の人が年間を通して5,000円未満の出費であるのに対し、花粉症が治るのであれば出費したいと思う金額として、4人に1人が年間1万円以上の出費を考えていた。花粉症が完治する対策を待ち望む声が非常に強いことが表れている。今後、取り組みたい花粉対策としては日常的な対策の他に、「専門の病院で治療を受ける」「生活習慣を改善する」「家庭用機器(空気清浄機や鼻洗浄機など)を利用する」などといった能動的・積極的な取り組みをあげる人が多かった。一方で「取り組んでみたいことはない」と答えた人も全体の約1割おり、中でも男性の約4分の1の人がそう答えており、現在の症状を受け入れる人も多いことがわかった。
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