LenovoとMicrosoftは米国時間3月14日、世界中のすべてのLenovo製コンピュータにMicrosoftのソフトウェア「Windows Live」を搭載する予定であると発表した。
2007年4月には、Windows Live SearchポータルがLenovo製PCのデフォルトのウェブ検索サービスとなる。両社は、インストール済みブラウザにはLive Searchエンジンを使用した「Windows Live Toolbar」も含まれることになると述べた。
今回の提携は、ノートPC「ThinkPad」やデスクトップPC「ThinkCentre」を含むすべてのLenovoブランドのコンピュータを対象とするものである。
この提携はMicrosoftにとって非常に有利なものである。Lenovoは2005年5月にIBMのPC事業を買収して以来、世界第3位のPCメーカーとなっている。
Lenovoは、以前は同社製PCに、Googleのブラウザツールバー、Google Desktop検索アプリケーション、Google製「Picasa」写真編集プログラムなどからなるGoogleのアプリケーションをインストールしていた。
Lenovoによると、今回の提携により、MicrosoftのWindows LiveがGoogleのアプリケーションに取って代わることになるという。
Lenovo広報担当Ray Gorman氏は、「Googleの検索およびツールバーはインターネットブラウザ上から(デフォルトとしては)削除される。しかしGoogle検索を選択し、それをデフォルトに設定することは可能である」と述べた。
「今回の件とは別に、Googleとは他のビジネス分野において引き続き協力していく」とGorman氏は付け加えた。「今回の提携は、ユーザーにグローバルなプラットフォームを提供し、オンラインコンピューティングにおけるユーザーの使用性を高め、カスタマイズ可能なものにしたいというわれわれの戦略をまさにサポートするものである」(Gorman氏)
Lenovoはこれまでいくつかのバンドル契約を締結している。2005年には「OpenDocument」フォーマットを使用したアプリケーションスイートであるSunの「StarOffice 8」を搭載したPCを台数限定で提供した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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