米国証券取引委員会(SEC)に米国時間3月12日に提出されたある文書によると、Motorolaの取締役会の役員就任を求めていた投資家のCarl Icahn氏は、同社の株式保有率をかなり増加させたという。同氏は5940万株を買い足し、株式保有率は2.38%となった。
2007年1月、Icahn氏は同社株の1.39%を取得し、Motorola取締役会に対し、役員への就任を要求する旨を伝えていた。Motorolaは先週、株主らに、5月の年次株主総会で同氏に投票しないようにと呼びかけていた。Icahn氏が最初に役員就任を要求したのは、Motorolaが、携帯端末の価格低下により第4四半期の業績が思わしくなかったことを発表したわずか数週間後であった。同氏はMotorolaに対し、112億ドルの現金で自社株を買い戻すよう求めていた。一方Motorola幹部らは、同社の現金は同社製品ポートフォリオの拡大に向けた投資に利用したいとしていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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