Disneyの元最高経営責任者(CEO)であるMichael Eisner氏が次の活動を発表した。オンラインビデオコンテンツの制作および配信を行う独立系スタジオVuguruの設立だ。
Vuguruは、正式にはEisner氏が所有する投資会社Tornanteが進めるプロジェクトの1つで、最初の作品やスポンサーとともに米国時間3月12日に披露された。Vuguruの声明によると、同社は、テレビ番組や映画の制作会社と同等の「品質の高い、ストーリー性のあるインターネット向けコンテンツ」を中心に扱うという。
Vuguru初のシリーズ作品となるのは「Prom Queen」というミステリードラマ。全80話のうちの第1話を4月2日にリリースする。技術に詳しいティーンエージャーをターゲットとしており、各話90秒の構成となっている。Vuguruはこれを、ビデオポッドキャスト「Sam Has 7 Friends」の制作で有名な、ウェブビデオ制作会社Big Fantasticと共同で制作した。Prom Queenのスポンサーには、紙媒体の雑誌からウェブ雑誌へと移行した「ELLE Girl」も含まれる。同社は2006年に紙媒体の発行を終了し、オンラインおよびモバイル配信に専念している。
VuguruはProm Queenなどの作品の配信プラットフォームを1つに限定しない意向だ。Prom Queenシリーズは、同社のウェブサイトに加え、スポンサーであるELLE Girlのウェブサイトからも閲覧可能となり、ウェブ動画プラットフォームのVeoh Networksからも配信される。Eisner氏はVeohの取締役の1人で、Tornanteも同社の株式を保有している。Veohとの関係が深いVuguruだが、Prom Queenはウェブビデオ最大手のYouTubeからも配信されると、Vuguruでは述べている。また携帯端末向けや、リビングルーム向けの配信も予定しているというが、Vuguruはリビングルーム向けの具体的な配信方法については言及していない
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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