CSKホールディングスとゼイヴェルは3月8日、通信販売ビジネスなどのeコマースを手がける企業に対し、eコマースシステムや、商品の受注処理から配送までのフルフィルメントサービスを提供するeコマースサービスプラットフォームの合弁事業を開始すると発表した。3月中旬にCSKホールディングスがゼイヴェルの100%子会社であるソロの株式の65%を譲り受け、同社を「CSKプレッシェンド」と社名変更して合弁会社とし、4月から事業を開始する。
CSKプレッシェンドでは、女性向けケータイポータルサイト「ガールズウォーカー」、eコマース連動ファッションフェスタ「東京ガールズコレクション」など、ゼイヴェルグループにおけるeコマースの実績やノウハウを蓄積したシステムと一連のサービスを、eコマース企業に提供するという。
これまでは、CSKグループのサービスウェア・コーポレーションが、ゼイヴェルグループのカスタマーサービスを請け負っていたが、今後はシステム開発や物流・決済代行業務も加えたeコマースに必要な一連のフルフィルメントサービスを、一括してCSKプレッシェンドが受託する。また、ゼイヴェルが受託していたeコマースシステムの開発業務も、今後は、CSKプレッシェンドを窓口として事業展開する。
CSKグループは、CSKプレッシェンドを通じてeコマース事業の一連のサービスを提供することで、実績とノウハウを蓄積し、他の顧客への展開を推進する。一方、ゼイヴェルは、CSKプレッシェンドにeコマースシステムおよびフルフィルメント業務を完全に委託することで、ポータルサイトの充実、イベント実施、ブランディング支援事業などにリソースを集中することで、コア業務に注力するとしている。
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