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環境技術に注力するIBM--エコ事業で利益を目指す - (page 2)

文:Martin LaMonica(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年03月07日 18時05分
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 IBMの社内での経験が明確に応用されている例として挙げられるのが、水利用やエネルギー管理といった差し迫った環境問題に対応するコンサルティングサービスだ。また、より長期的には、素材に関する専門知識を応用し、浄水や太陽光電池の機能向上や改善を図りたい考えだ。

 Nunes氏によると、IBMは、当初は自治体や法人顧客の水の使用量を予測するサービスに重点的に取り組む計画だという。

 地球温暖化の影響で、水管理はより一層複雑になりつつある。カリフォルニア州では、地球温暖化の影響でシエラネバダ山脈の雪塊氷原が減少すると見られており、今後の水利用に影響する、とNunes氏は語る。

 Nunes氏は、「シエラネバダ山脈の雪塊氷原が数%減少したらどうなるか。新たな産業を始めたい時に、分配できる十分な水資源が確保できなかったらどうなるか」と述べ、さらに「多くの人々は、5年か10年後に直面する問題に気付いていない」と指摘した。

 IBMは、環境に配慮した製品やサービスに乗り出すにあたり、エネルギー業界や公益事業業界におけるビジネスコンサルタントのスキルと、同社のスーパーコンピュータのデータ処理能力とを組み合わせる計画だ。

 例えば、IBMの従業員らは、ある企業の供給プロセスから排出される炭酸ガス量を測定、予測するモデルを考え出す可能性もある。またIBMは、同社のスーパーコンピュータを用いることにより、顧客のエネルギー消費量を算出し、消費量を削減するためのパートナーネットワークを再構築する方法を提案することもあり得る。

 同様に、IBMは、現在、天気や気候の予測に使用されている処理能力を使いバイオ燃料開発の迅速化に応用する方法を模索している。

 IBMが視野に入れているそのほかのプロジェクトとしては、配電網の効率性や信頼性を高めるためのソフトウェアやセンサーが挙げられる。

 材料技術市場におけるIBMの道筋は、サービス市場におけるそれほど明確ではない。

 Nunes氏によると、IBMが高性能太陽電池や水のろ過装置を直接販売する可能性は低いという。むしろ、同社が模索しているビジネスモデルとは、例えば、特殊なナノ材料のライセンスを供与したり、あるいは顧客と製品を共同開発したりするといったものだ。

 IBMは2007年に、いくつかの選択肢を開拓する予定だ。Nunes氏によると、まずは新規事業を考案し、その取り組みに特別な予算を付けずに顧客を探るという。年内にパイロットサービスにこぎつけ、顧客のニーズをより正確に理解したい、と同氏は続ける。

 電子機器廃棄の削減を目的とした環境に関する規制が、このようなサービスへの需要を高めることが予想されている。Nunes氏によると、消費電力削減など、環境にやさしい取り組みが企業に経済的なメリットももたらすことも理解されてきているという。

 これに加えて、気候変動問題に取り組むため、米国でも二酸化炭素排出に関する規制が敷かれると企業の多くが予想している。

 「企業は気候変動問題に関するリスクを考え始めなければならない。金融機関は気候変動問題を非常に気にしていて、この問題に関連したリスクに対する意識が高まっている」(Nunes氏)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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