AppleがMacユーザーに対し、忘れたときに備えてパスワードを書きとめておくよう勧めている。
Appleは同社のウェブサイトMac 101に「My Mac Cheat Sheet」(PDFファイル)という文書を掲載している。その文書には、Mac OS X関連のユーザー名やパスワードだけでなく、電子メール、ISP、ルーターなどのログインアカウントを書きとめておく欄もある。
Appleはウェブサイトで「あなたや、Macに詳しいあなたの家族や友人のMacライフが少しだけ楽になるよう、忘れやすい情報を記入して安全な場所に保管しておくためのフォームを用意しました」と説明している。
Appleはどうかしてしまったのではと思うかもしれないが、そうではない。パスワードを付箋に書いてコンピュータのモニタやキーボードに貼り付けておくのは賢明ではないが、情報を書きとめて安全な場所に保管しておくのは有益である。
実際、Sun MicrosystemsのセキュリティエキスパートWhitfield Diffie氏やMicrosoftのJesper Johansson氏も同じことを述べている(一方、MicrosoftのBill Gates氏は、パスワードはセキュリティチェーンのもっとも脆弱な部分であり、スマートカードなどのより強固なセキュリティシステムで置き換えるべきだと繰り返し主張している)。
MacユーザーでなくともAppleの文書は入手可能である。Mac特有の記述をWindowsに対応したものに書き換えてみよう。ただし、パスワードを書きとめた紙を安全な場所に保管するのを忘れないように。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス