GDCのIndependent Games Festival委員長でIndependent Games Summitを主催するSimon Carless氏は、GDCの「話題や情報は非常に多岐にわたる。しかし、そのどれもが業界が急速に良い方向に進化していることを示している」と語る。
Microsoft の「Xbox 360」が2005年、任天堂の「Wii」とソニーの「PLAYSTATION(PS)3」が2006年と、3機種の次世代ゲーム機が秋のシーズンに続々リリースされたおかげで、業界にはGDCを利用してこれらのマシンの発売を宣伝する必要はなくなった。ゲーム機を開発する時代は成熟期を迎えつつある。その意味から、2007年のGDCは「Taking Control(コントロールを握る)」がテーマになっている。
Moledina氏にとって、これは2つのことを意味する。
まずこれは、WiiリモコンやPS3の6軸検知リモコンなど、文字通り新しいゲーム機用の入力デバイスを意味する。
Moledina氏は、「(また)比喩的には、すべての情報が開発者の手元にそろうという意味にもなる。これで、3機種のゲーム機の開発に必要な情報がすべてそろうことになる」と語っている。
これは、多数の開発者やパブリッシャーが、ゲーム機、PC、モバイル端末、ハンドヘルド端末向けに数千タイトルのゲームを今後数年内にデビューさせるために重要なことだ。
これらすべてを通じて、GDCは、消費者が今後数年間プレーすることになるゲームの開発関係者にとって絶対不可欠な集合場所となった。
Pallister氏は、「GDCは、われわれがゲームと呼ぶ素晴らしいエンターテイメントメディアの今後に向けた最も精度の高い指標を、各種セッション、パネルディスカッション、そして通路や食事会などでの会話を通じて得られる場所だ」 と語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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