HD(ハイビジョン画質)で記録した場合は、AVCHDという規格で記録される。これは、UX1から採用されている規格で、高圧縮、低容量で記録ができる新しいムービーカメラ記録である。
ただ、新しい規格のため、ほとんどのDVDレコーダー(プレーヤー)は対応していないので、カメラ本体から直接接続するか、対応ソフトをインストールしたPCで視聴するしかない。現在対応している機種はソニー製品で、「PS3」とBlu-rayディスクレコーダー「BDZ-V9/V7」のみとなっている。現時点ではまだ数が揃っていないといわざるを得ないだろう。
Blu-rayレコーダーやBlu-rayドライブを搭載したPCを購入するまで、編集は先延ばしにして、とりあえずDVDにそのまま記録し、保存しておこう。
UX7は、細かい点でもかなりの配慮を見せ、改良されているのだが、液晶モニタだけは、UX1とまったく変化がないのが残念である。
UX1の液晶モニタは、「クリアフォト液晶プラス」を採用し、これまでのモニタに比べて、色再現範囲やコントラスト、解像度などが大幅に向上したものではあるが、それでも物足りない点はある。
とくにハイビジョンを撮影している以上は、ハイビジョンを再生するだけの解像度をモニタに求めたい。もちろん、3.5型ワイドのサイズでは、到底ハイビジョンを再現することは無理だが、もう少し高解像度の液晶を望んでしまうところである。
定評のあるUX1からのマイナーチェンジなので、基本機能や画質は申し分なし。ただ、問題となるのはやはりストレージ面と長時間記録の対応である。DVD+R DL(片面2層)メディアを使えば、最高画質でも約27分の撮影が可能となるが、1回書き込みのみと高価な点から手が出しにくい。
やはりこまめに入れ替えて、ストレージするのが一番だ。となるとやはりAVCHDのDVDがそのまま再生でき、大容量メディアに移し変えることができるBlu-rayレコーダーが欲しくなるのは必然だ。
ここは思い切って、同時購入しべきだろうか? それとも今後AVCHD対応の機種は増えていくと思われるので、安価なAVCCHD対応のDVDレコーダーの登場を待つ方が現実的か? この問題は、今後も悩みどころとなりそうだ。
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