光通信の第3四半期決算、期経常益は4割減--ベンチャーファンド事業が減収

ニューズフロント2007年02月23日 17時06分

 光通信が2月23日に発表した2007年3月期の第3四半期(2006年4〜12月)の連結業績は、経常利益が前年同期比39.4%減の153億1300万円と大幅に縮小した。ベンチャーファンド事業の減収と、オフィス機器や回線サービスの販売を含む法人事業の不振が響いた。

 売上高は前年同期比3.7%増の1513億2600万円で、営業利益は同44.7%減の128億7700万円。子会社株式の売却益として31億6000万円を計上しており、純利益は同11.8%減の143億8900万円となった。

 事業別にみるとベンチャーファンド事業の売上高は前年同期比81.7%減の19億2900万円、営業利益は同88.6%減の7億5200万円となった。また法人事業の売上高は前年同期比11.7%減の588億300万円で、営業利益は53億3400万円と前年同期の半分以下に落ち込んだ。

 一方、テレマーケティングによる保険契約の取次ぎ/販売事業は堅調で、売上高が同44.7%増の144億6800万円、営業利益は前年同期から2.7倍の41億9300万円となった。携帯電話などの店舗事業については、売上高が同28.2%増の792億1100万円と伸びたが、費用もふくらんで、営業利益は8.4%減の25億700万円となった。

 光通信では同日、2007年3月期の個別業績予想を上方修正し、売上高を10億円上積みして130億円とした。連結子会社の増加により、光通信が請け負っている経理や人事などの管理手数料収入が増えた。最終利益は20億円増額した60億円を見込む。

 なお連結業績については11月の予想を据え置き、売上高は前年比3.7%増の2000億円、最終利益は同17.4%減の170億円とする。

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